先日、電車の広告で面白いものがあった。
産業能率大学の広告。
「○○サンダ―?」(子供向けの駄菓子チョコ)を大人に売ろう!
みたいな内容。
要するに、小さな子供のときは、10円握りしめて、
駄菓子屋でよく買ったのに、
大人になるとどうして買わないんだろう?
大人に売るにはどうすればいいと思いますか?
みたいな内容。
産業能率大学の広告は、このテの広告が多くて、
結構楽しみにしてるんだけど、
今回は、なるほどなあ、と思った。
人口減少で、主に国内のパイが減っていく中、
通常の購入者ゾーンより、それ以外の人たちにも
買ってもらえば、売上は増えるワケだ。
(この際、海外展開とかは除く)
小学校はランドセル。
高校生は万年筆。
大人になったらシステム手帳(自分はもう止めたけど)。
みたいな、ある意味、固定観念みたいなものの中で、
だいたいの購買活動は決まる。
酒・タバコは20才になってから・・ま、こりゃ法律だからしゃーないね。
おそらく、コンビニなんかは、相当のデータが蓄積されてて、
それを商品開発とかに活かしてるんだろうけど、
決して、攻めのもんではないな。
だって、結果をみてから、その傾向にあう商品開発をするのだから。
全国何千店舗もあるんだから、ギャンブルできないのは当たり前かも。
かたやITの世界。
というか、ある程度の会社規模なら使うであろう、
BIツール(営業、管理、財務等のデータを見える化して、
経営判断に活かすツール)なんかも、結局は、
結果をみて、これからどうするか?ってやつです。
結果だけみて判断するなら、誰でもできる。
結果がよきゃ、今の方針でいこう!
結果が悪けりゃ、ちょ、まてよ、なんか変えないと。
そうだ、悪い部分は止めちゃえ!って感じ。
広く言えば、売る方も、買う方も、なんというか、常識ってもんの中で、
日々の経済活動をしてる。
で、大概は、その常識の中での結果をみて、また常識に沿って判断して、
進んでいく。
個人的には・・
大人が、駄菓子を食べたっていいじゃないって思う。
小学生が万年筆を持ってたっていい(眠い時に手に刺せば、眠気覚ましにもなる)。
ランドセル・・・ほんとに効率的だったら、大人も使えばいい。
ま、大人はデイパックか。
子供は、よく転ぶからね。転ばない子供ならデイパックで十分だ。逆に。
なんか、話が逸れましたが、
要は、既存の見込み客でない、新しい客層を開拓するのが、
ほんとの意味でのマーケティングなんだろうな。
なんだ、そんなの当たり前じゃん!っていうなかれ。
その当たり前って言葉は、実は一番危険。
だって、当たり前じゃないものを排除する価値観しかないから。
え、何それ!びっくり!
みたいな展開に持っていくのは、なかなか大変だけど・・
そんな展開に持っていけば、どんなものでも売れる。
話が長くなったな。
ま、言えるのは、通勤電車で、ずっとゲームやって、
家と会社を往復してるような人は、だめ。
ちょっとしたことでも、なんかヒントになるかなって、
2,3分だけでも、まわりに目を光らせるほうが・・・
新鮮だし、いいと思う。
タイトルに合ってたか??
ま、そんなんは、どうでもいいや。
石原 勇一郎 へ返信する コメントをキャンセル