ビッグデータの憂鬱

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ベネッセの個客情報流出が、大問題になってます。
運用を担当していたシステム子会社は、ともかく、やらかしたSEが所属していた派遣会社は、大手でなければ、もう事業継続は難しいんじゃないか。

もちろん、ベネッセ自体も、個人賠償なんて展開なら、大打撃だ。

コンピュータやソフトの発達で、昔じゃ考えられない規模の大量のデータ(ビッグデータ)が、あらゆる分野で利用されている、今の時代。
管理するには、余程のセキュリティが必要だ。

ただ、こればかりは、アクセス権限を持つ人の倫理観に、最終的には頼らざるを得ないのかもしれない。

店の商品や、銀行のお金なら、強奪しようとしたら、トラックや共犯者が必要になる。
綿密な計画を立てても、失敗するリスクが高い。

でも、データの抜き取りなら、ものの数分でできてしまう。
ここが、情報関連の犯罪の決定的なとこ。
犯人が、誘惑にかられて、実行するまでの時間と手間が簡単すぎてしまう。

ビッグデータか。。
所詮情報だけど、今や、大会社でビッグデータを扱わないとこはないだろう。
だから、今後もこの種の事件はおきるだろうな。

人は真面目そうにみえても、あるとき、ひょんなことから、悪意で犯行をするもんだ。
運用担当者を慎重に選んでも、根本的な解決には至らないだろう。
少なくとも、重要なデータの運用は、自社の正社員にさせることが、まず第一だろうな。

夜間のオペレーターなんで、外注にやらせりゃいいよ、なんて、考えなら、また起きる。
ようは、夜勤でも、なんでも、ご自分たちで、おやりなさいよ、ということ。
もし、それで事故が、おきても、自前の社員の犯行なら、あきらめもつく??かもよ。

モノを売るための、ビッグデータ。
どの会社も、欲しがるという点では、、、

世界の軍拡競争と同じにみえる。
あちらが、原爆ふたつなら、こちらは、三つだ。みたいな。
とめどない展開にはなるな。

ベネッセ。。。

もとの名を進研ゼミ。

自分は、中学生のいっとき、お世話になってました。
女子大生のアルバイトの先生の、添削コメントは、今でも覚えてる。
今でも、ちょっとキュンとなるような、いい思い出。

だから、今回のニュースは、妙に気になった。

ビッグデータもいいけれど、あの心の通った添削指導の精神、原点を忘れないでいてほしいな。

なんてこと、思った。


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