①バーチャルeコマースサイト、②格安共同購入サイト、③ペニーオークション。
この3つは、まさにネットの権化のように、
一世を風靡した感がありますが、
やはり、一過性のものでした。
①の代表例はセカンドライフ。
これは前にも書いたけど、日本で営利目的で参加している企業は、皆無に等しい。
ユーザ数は(世界では)増えてるようだが、日本では完全に終わってる。
②CMでも、流れていた時期もあったけど(グルーポンとかね)、おそらく、今は運営はアップアップでしょう。
堀江さんが出資者として設立した、後発組の「半額東京」は、今月25日でサービス停止の模様。
③ペニーオークション・・・これは、もう最悪。
詐欺とサクラに、入札のたびにお金を寄付してるようなもの。
やくざがらみの会社も多く、社会問題にもなった。
この3つ、どこがいけなかったのか(あえて過去形で話す)?
共通しているのは、「誰が?」本当に得をするのかってのが、
限りなく危ういバランスの中で成り立っていたってこと。
たとえば、半額東京などの共同購入サイト。
一見さんを集めるための、お店のなけなしのダンピングを、
顧客と運営会社がむさぼる。
いや、顧客がその後、何%かでも、常連になればいいけれど。。
胴元(運営会社)は、利益もむさぼるのみ。
あさましい限り。
みな、簡単に、「値引き」っていうけど、
およそ、商取引の中で、理由もなく「値引き」があることはない。
夕方のスーパーの弁当の値引き。
型落ちのスキーウェア。
アパレルの恒例のバーゲン。
入居率の悪い賃貸物件。
縁日のテキヤの閉店近くの、おまけ。
飲み屋で、ちょっと勉強してよ(これは仲良ければアリ)。
中古販売・・・etc
セカンドライフの場合は、そこに出す出展費用を企業が胴元に払ってた。
でも、賃貸料金に見合う売上があがらず、撤退。
そんなとこ。
結論としては、
胴元が安定して儲かる商売ってのは、
ギャンブル(宝くじ含め)以外にない。
ある意味、一攫千金という「狂気」をはらんだものだから。
それをカタチを変えて、ネット社会でやろうとしたサービスが、
全部ダメになってる。
当たり前の話しだ。
一時は、まぐれで「得しちゃった!」ってヤツもいるかもしれない。
でも、そんなうまい展開がずっと続くワケはない。
長い目でみれば、それは胴元に踊らされただけって気付く。
普通の感覚なら。
で、みんな、だんだん気がついてきて、
今の状況になってる。
これからは、高齢化がもっと進む。
今、世間を騒がせてる、おれおれ詐欺も、被害は増えてるらしい。
ネット社会は、スマホも含めて、
ますます浸透していくでしょう。
サービス開始の志が、もし、みんなが儲かるように・・・
であったとしても、結果的に胴元だけ儲かるような、
いや、詐欺に近い展開になって、お年寄りなどに被害が広がらないことを祈ります。
「誰かだけ」でなく、
「関わる人それぞれ」が納得できる商売でないと、
リアルでもバーチャルでも長くは続かないでしょう。
かなり先のニーズを予見することは、難しい。
少し先なら、見つかるかも。
いや、見つけなきゃいけないな。
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