希望退職

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大手電機メーカー、特に弱電。
(電機メーカーには、家庭用の電化製品を主に扱う弱電と、
エレベーター、原子力、宇宙関連その他産業用までを守備範囲とする、
重電メーカーとがあります・・重電は、H・M・Tね)

このところの不景気で、希望退職の記事が多い。

もちろん、大手じゃないところなど、
希望など関係のない、「リストラ」が横行してることでしょう。

希望退職か・・・

自分がサラリーマン時代にも、一度あったな。
重電関連の会社でしたが。

今でも、覚えてるのは、自分としては結構好きな上司が、
それに応募したこと。

その人は、弟と空調屋(工事)を始めたっけ。
もうかなり昔のことなんで、今どうしてるかは知らない。

希望退職・・・

読んで字のごとく、退職を希望するということだろうけど。。。

要は、企業としては、今は、ぜい肉(たとえそれが、将来はきっと大事なエネルギーに
なるであろう脂肪だとしても)
を抱えてる場合じゃない。
今すぐにエネルギーとなって100m?あるいはマラソン?
そう、今すぐに走れるエネルギーになる人だけでいいんんだってね。
(って、ダイエット?・・・そう、企業のダイエット)

そこまでなった体の原因は、あんた、社長にあるんじゃねーの?
なんて・・・ま、普通の社員は言えないよな。
(だから、普通の社員じゃだめなんだけどさ)

そんなんでいいのか?

退職したあとの希望があってこそ、辞めるべきなんじゃないのか?

先の空調屋さんになった上司でも、
技術力、営業力(人脈)、調整力のすべてがあった。
だから決断したんだろうな。

自分より20以上も年の上の、その人とは、、
よくケンカもした。
ふざんけんなよ!ってタンカを切ったことも。

でも、基本的には、尊敬してた。
この人に任せれば大丈夫だって。

電機メーカーで言えば、
T社の親友は、早々と子会社に飛ばされた。
N社の彼女(飲み仲間)は、この先大丈夫か?
そして、わが懐かしのM社(まあ、最近業績いいから大丈夫か)。
今、話題の、液晶のS社に行った元部下は??とか・・

元来、人の行く末の心配などしないタチだけど、
ここ最近の経済ニュースは、どこか不安にさせるものがある。

その先に自分の未来がある・・とか。
自分は、実力があるってめちゃめちゃ自信ある・・とか。

こんな会社、イヤでイヤで、ふざけんな!・・とか(笑)。

まあ、希望退職に応募するひとは、いろいろでしょう。
どんな理由であれ、その人の考えを否定はしません。

ただ、ひとつ言えるのは、
いまいる会社で、仕事でも、上司でも、環境でも、
本気でぶつかっていったことがないヤツは、
次にどこに行っても、またすぐ辞める(辞めさせられる)。

まあまあ、なあなあ、ほどほどになってヤツは、
どこにいってもダメだ。

昔、組合の副委員長をやってたせいか、
今、自分で会社をやってるせいかは、わからないけれど。。。

「希望退職」って4字熟語だけには、
未だに、血が騒ぐ。

希望退職やるなら、

せめて、社長やら人事部やらの連中は、

「あなたのこれからの希望は何ですか?」

くらい、粋なセリフでも投げてあげなきゃ。

で、さ、

「なんだ?お前辞めんのか?」

「はい、俺はこれから、少し違った生き方をします。希望も持ってます。
 来月からは、給料はないですが、報酬は、すべてスイス銀行に振り込まれますから。」

「そっか。ちゃんと考えてんだな、なら、大丈夫だな。
ゴルゴになるんなら、それもいいさ。
体には気をつけろよ!」

なんて、洒落たトークでもいいさ。
深く詮索しなくても、お互いのハートはわかりあってて、
でも、さりげなくてもさ。

ほんとの、希望退職ってのは、そんなんじゃないか?

仕事の時も熱くなって、
辞めるときも熱くなって(わかりあって)。

で、お互いの長い信頼が続くんじゃないの?

自分の会社はリストラはしない。
希望をもって旅たったヤツは何人もいる。

みな、今でも、いい仲間だ。
電話すれば、1コールで出てくれる。

本来、会社って、そういうもんじゃなかったのか。

大企業(その他も)・・・

人をコマのように思っているなら、
とんでもない間違いだ。

簡単に、何千人のクビを切るなんて、やるんじゃねー。


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