一昨日からの政治のニュース。
中心は、小沢一郎です。
いわゆる、マスコミの植えつけた、イメージ、
「壊し屋」なんて、反射的に思ってしまう人が多いのかもね。
でもね~、「壊した」あとは、必ず、彼は「創造」してるんじゃないのかな。
70才。
少し老化が進んだ人なら、縁側で、お茶飲みながら、
昔話をしててもおかしくない年だ。
その年で、新しく政党を作ってやろうってのは、
並のバイタリティじゃないよ。
自分は、誰かが、一定のペースで、安全なレールを、順序良く歩いていくことも、
否定はしません。
一定のペースで歩くには、我慢や忍耐も必要でしょう。
もちろん、安心感もあるかもしれない。
不平、不満を晩酌のビールで、のどに流し込んで、
じっと我慢して・・・
次の日の朝は、また今日も一日頑張ろう!って、日々を過ごす。
ま、否定はしない。
でもね、そんな個人的な我慢?そんなもんは、所詮、ちっちゃなことだ。
たぶん、究極は、人間は2種類しかいないよ。
自分のことだけ考えて生きるのか、
第3者(家族、恋人、親とかは除く)のことも考えて生きていくか。
前者に重きをおく(もしくは、それだけしか見えてない)人なら、
壊すこともできないし、創造もできないでしょう。
評価はさまざまだけど、
少なくても、小沢一郎って男は、後者じゃないかって思う。
いろんなスキャンダルはあるし、金にクリーンかどうかもわかならい。
けどね、ともかく、現状維持だけでは、すませない、
パワーは感じさせてくれると思う。
じゃなきゃ、アタマはって、子分かかえて、政党作るなんてことを、
「何度も」やれないでしょう。
たぶん、彼は、「見切り」(遠くを見極めることも含め)が早いんだと思う。
ある程度の成果をあげて、次の展開が進まないと思ったら、
党内改革でなく、新しいのを作っちゃえ!ってなっちゃう。
言いかえれば、「先」が見えちゃうのかもしれない。
彼の最後の目的がなんなのかは、わからないですが、
少なくても、あの人は、最後まで、「脱皮」をしていくでしょう。
(親中、親韓ってイメージだからヤツはだめ、ってステレオタイプの拒絶反応だけで、
ダメってのは、どうかな)
蝉の幼虫がさなぎから脱皮できなければ、死んでしまうように・・・
いつもまでも、同じ姿でいることが、必ずしも生きてく上で、得策ではないのではないか。
いろんな部分で、「脱皮」しなくちゃいけない時が、人それぞれあるはずだ。
「消費税は、マニュフェストでもあげないと言ったし、
今はそのタイミングでないから、増税法案には一貫して反対だ」
これって、至極、ごもっともじゃないですか。
なんで、その約束を反故にして、今、その法案を通さなきゃならないのか、
具体的に!説明できる国民が何人いる?
少なくても、自分は説明できない。
日本のGDP、高齢化率、世界経済の動向・・・
悪いが、「2、3年前」に予測もできないほど、「急変」してるとは思えない。
おそらく、すべて、想定の範囲内で推移してるはず。
円高水準も含めてね。
「消費税法案に反対???じゃ、対案をだせよ」って、すぐ言う人がいるけど、
今、法案を通さなきゃいけない理由を、明確に1分間で、国民に説明できる政治家が
何人いる?
おそらくゼロだ。
(役人はダメよ、話が長いし、説明が下手。)
まず、その説明があって、みなを理解させるのが先で、
どうも、本末転倒になってる。
「放射能が怖くて、家でじっとしてた」とか、
奥さんの手記とかあるけど、仮に事実だとしても、
そりゃ、蛇が苦手な人もいるし、
現実に、今回は避難区域となっているキケンな場所が多かったんだから、
誰でも、近くににいくのはイヤだろうよ。
異分子を排除、加点法でなく減点法。
そんなこといってたら、この先、生きていけないよ。
人それぞれ、考え方はあるから、
この先の展開も、どうなるかはわからない。
けど、もし、自分が酒を飲みながら、
語り合う機会が持てるとすれば、
野田、菅、谷垣、橋本、石原等々の先生方よりは、
小沢さんと飲んでみたい気はする。
仮に99個の減点が、もしあったとしても、
あの、パワーの正体と本音を、
一番聞いてみたい人物であるのは間違いない。
「誰が」言っているか是とかじゃなく、
「何を」言っているから是なんだって、判断が絶対に必要だ。
たとえ、キライなやつの話でも、
是と思ったことは、受け入れる。
好きな人の言葉でも、
非は非として、判断する。
すごく難しいことだけど、
実は、一番大事なことだと思う。
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