年初から、「今年は本を読む」と決めて、
せっせと?本を読んでいる。
昨日読み終えたのは、
誕生日プレゼントでもらった本。
「ハゲタカ」の続編、「レッドゾーン」。
真山仁さんの本です。
「レッド」ということからわかるように、
中国のファンドと日本のファンドとの戦い・・簡単に言うとね。
です。
映画「ハゲタカ」と、かぶる内容ですが、
もとは、こちらの本が原作。
ストーリーの違いはあるにせよ、面白かった。
小説としては。
ファンド・・・か。
自分の知り合いにも、昔IT業界にいて、
ファンドビジネスを始めた人がいます。
最近は、連絡をとってないけど、
少し前までは、年に数回は会ってたかな。
その人からは、基本的に景気のいい話(ようは失敗してない)しか、
聞かされなかったな。
その他にも、ファンド(昔あったでしょ、投資事業組合第1号ファンドなんとかって)
に関わっていた人もいた。
自分は、無縁の世界ですが、
簡単にいうと、「人のふんどしで、他人のケツをふく」ってことかと。
場合によっては、人のふんどしで自分の顔をふくこともあるかもしれない。
何かに投資してリターンを得るという1点で論ずれば、
広い意味で、金融業すべてがそうかもしれない。
銀行、証券などすべて。
どう表現したらいいのかわからないけど、
人は、金を出す人と、金を元手に行動する人の2タイプに分かれるんだと思う。
事業を興すときから、ずっと無借金でいける事業家は少ない。
他からいくら借りれるかを評価基準にする人も多い。
いや、たとえを変えるとしたら、
カジノのバカラといったほうがよいかも。
バンカー(銀行など)とプレイヤー(事業家)が勝負をしているとして、
そのどちらかにベット(賭け)をするのがファンドなのかも。
バカラでは、直接のカード勝負(カード合計が9に近いほうが勝つ)には
客(ファンド)は参加しません。
バンカー、プレイヤーのどちらが勝つかの「結果」に賭けるものです。
たとえは、微妙に違うかもですが、
ま、そんな感じがする。
何億、何千億という資金を集めて、
企業を上場もしくは、株価があがったところでのキャピタルゲインを
求めていく。
もしくは、「買った」企業を再生して、他の企業に高く売って、
サヤを抜く。
仕事をして、対価を得るという基本原則があるとしたら、
自分が動くか、動くと思ったほうに「賭けて(投資)」をして、
生きるかのふたつなのかもしれない。
(いわゆる金融機関、銀行などは、その企業の発展で、貸金の利息を商売にして、
ある程度長い期間付き合うという点から、どちらかというと「ともに」「動く」部類に入るでしょう)
人のふんどしで相撲をとるか、
自分で相撲をとるか、
好みは分かれるでしょうね。
もちろん、他人のふんどしを使うには、
それ相応の資金力がないと相手にされないでしょうが。
自分は・・・
どちらかというと、プレイヤーでいたい。
少なくとも、たいして関わりのない会社に投資して、
利益だけを上げるなんてのは、くそ面白くもないって性分だ。
「ハゲタカ」。
この小説、ドラマはほんとに好きだ。
矛盾しているようだけど。
ただ、現実に、ハイリターンの投資ファンドなんて、
皆無に近い状況。
そう、答えは明快。
ファンドが力を発揮するのは、
景気のよいときだけです。
そうそう、今日のニュースで、
都内のゴム会社の経理担当が、2,3年の間に、
5億円を使い込んだらしい。
そのほとんどをキャバクラに使ったってさ。
キャバクラに5億って、ありえんだろ。
・・・ってね~
はい、マンションをA子ちゃんに、外車をB子ちゃんにプレゼント~!
なんてしちゃえば、すぐに無くなるわ。
あほか!って思うでしょ、でも男はそんな側面を持っているのかも(女もね)。
こんど、その会社に行って、社員に飲み方講座でもやってやるかな。
1講演100万くらいもらってさ。
(だって、5億の欠損に比べれば、安いもんでしょ)
もうすぐ5月。
新入社員も、先輩に付き合って、あっちこっち飲みに連れていかれるかも。
新入社員が1000人いるなら、
そのうちの10名くらいは、間違いなく「飲み屋」の「使い方」で、
トラブルになる。
それこそ、経理担当なら、さっきのような事件を起こすかもだ。
あれ?ファンドの話だったのにな。。。
昔、歌舞伎町で、ぼったくりバーで、支払いを強要され、
窓から逃げようとして転落死した、会社員がニュースになった。
今でも、ニュースにならないけど、そんなことはきっと起きているでしょう。
そうそう、フィリピンパブの女に何十億っておやじもいたな。
もし、新人研修をするとしたら、
社訓を暗記しろだの、くだらないことはどうでもいい。
ファンドと実業(自社の事業)との違い。
あとは、アフター5での身の処し方(特に夜の世界)。
この2点だけは、しっかり叩き込んだほうがいい。
そうすれば、まずは仕事も一生懸命、アフターでも失敗しないようになる。
どこかから講演依頼・・・来ないかな(笑)
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