エルピーダメモリ

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日本に残っていた最後のDRAMメーカーのエルピーダが、
会社更生法の手続きを申請しました。

世界3位のDRAMメーカーもでさえも、
場合によっては、立ちいかなくなってしまうということでしょう。

なぜ、そうなってしまったのかは、
海外製品との価格競争もあるでしょうが、
一番の原因は、DRAMオンリーの製造会社だったってことかもしれないようです。

他のライバルは、NANDフラッシュという、また少し用途の違った製品などを
製造していました。

技術の進歩や、市場動向などの影響を考えると、
1つのモノのみに特化していくのも、こわいものだと感じます。
たとえ、それが世界3位のメーカーだとしても。

会社更生法のニュースが流れたとたん、
株価は下落の一途。
3月28日に上場廃止になるようなので、
最後は1円になるのかもしれません。

でも、そのあと、どこかスポンサーがついて、
また生き返るのでは・・・。

残念ながら、通常、会社更生法が適用される場合は、
100%減資とセットのようです。

つまり、株(資本)を持っていても、
その価値をゼロ、なくされちゃうということです。
で、いったん白紙に戻してから、
新たなスポンサー?向けに、第3者割当増資。

ようは、特定のどこか支援してくれる会社向けに、新しく株を発行し、
資本金を出してもらって、再生をはかっていく・・。

製造業では、過去最大の4500億の負債をかかえての倒産。
しかも、やや斜陽ぎみのDRAM専業メーカーなので、
簡単に再生はいかないでしょう。

最近は、震災復興で何兆円。
東電の賠償金も何兆円。
とか、多きな金額のニュースが多いせいか
4500億?って聞いても、ピンとこないけれど。
まあ、とんでもない額です。

あ、AIJの2000億が消えちゃったなんてのも
ありましたね。
(AIGのは、金融機関の損害の一部は税金で補てんされるみたいだし)

これらの会社は、大企業病・・・なのかもしれないな。

アメリカの原子力空母(ま、海ではいちばんでかいよね)の最高速度はどのくらいか?
だいたい、最高で30ノットくらいのようです。
(1ノットが約1.8km/hだから、時速54kmくらいか・・・)

大きな氷山が突然現れたりしたら、よけきれないで衝突だ。。。

競艇(やらないけど)のボートの最高速度は80km/hくらいみたい。
障害物を避けるという1点においては、
空母よりモーターボートが優位なわけだ。

空母とモーターボートを比べてもなんだけど。

少なくても、空母の艦長は、かなり先を見通したうえで、
かなり前から舵取りをしないと、氷山で沈没しちゃうんだろうって思う。

エルピーダのニュースをみて、
そんなことを思った。


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