たまに見る番組で、NHKの「ITホワイトボックス」があります。
今回、LINUX(パソコン用のOS)の開発者の方のインビューをしてました。
普通のパソコンは、Windowsが入ってますが、
あれは、PCメーカーがお金をマイクロソフトに払って使用しています。
LINUXというOSは、無料(タダ)なんです。
それに、中身(プログラム)もすべて公開。
誰でも、ネットからダウンロードして、使ったり、変更したり、
自由度がすごく高いんですよね。
開発したのは、まだ彼が学生のとき。
1992年といいますから、まだ20年も経ってない。
最初のころは、数名で利用したのが、
今や、全世界的に利用されています。
PCだけでなく、サーバーや家電や携帯・・・etc
身の回りの電化製品で、制御がからむものの大半に、
LINUXがが入ってきてます。
無料だから、みんなが使う。
中身が公開だから、みんなが改善する。
どんどん改善されていくから、さらに使う人が増える。
で、さらに改善されていく・・・
こうなると、もう、プラスのスパイラル。
ダーウィンの進化論じゃないですが、
とどまるところを知らない進化ですね。
たぶん、LINUXが、最初の段階で、ほんの1ドルでも、
お金をとってたら、こんなに普及しなかったでしょう。
企業が使用するのもタダですが、カスタマイズなどしたしたりして
利用する時には、その中身(設計図・ソース)を公開しなくてはだめ。
だから、他の企業もますます利用していく・・・
開発した方は、10才からプログラミングをしてたようで、
天才なのかもしれません。
ただ、たったひとりのアイデアが、世界を変えるくらいの影響を
与えるんですね。
商業的な考え方も大事だけど、
世の中、多くの人に浸透していくものは、
非商業的な発想から生まれるのかもね。
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