こんなこというと、お叱りを受けるかもしれませんが、まあ、聞いてください。
今日、いつものように、会社の帰りに、ヨドバシで、あれこれ物色。
一杯飲んでこう、ということで、PLONTO(プロント)で一杯。
そこに、あった、お店の雑誌の表紙に、「いいかげんでいこう!」ってあった。
おっ、いいね~、これって思った。
中身は読まなかったけど。
いいかげん、ってよくないことのように思うけど、
ファジー理論とか、ゆらぎ1/2とか、カオス理論とか・・・
いわゆる、あいまいさ、いいかげんさってのは、割と学問になってるんですよね。
最近流行ってないけれど。
あっ、世論調査の無作為抽出・・これはいいかげんじゃないとやばい。
さっきの本の中身がちょっと気になるのだけど、
自分なりに、いいかげんさの大事さってことを考えると。
①まだ、最初の会社にいたころ、後輩と屋台の飲み屋に・・
20年前くらいだろうか。
レモンサワーを頼んだら、あっ、レモンないから、
お茶で割って飲んで!って言われた。
???何それ、ちょーいいかげんだなあ、と思いつつ、おいしいと思ったり。
たぶん、その頃、居酒屋のメニューにお茶割りなんてなかったから衝撃でした。
②学生の頃に買う雑誌といえば、まず、フロムエーやアルバイトニュース。
電車の中でも、いつも読んでた気がする。
で、ぱらぱらやってくうちに、最初考えてたのと全然違うページをみて、
いいじゃん、これやっちゃおう!とか。
いいかげんだったなあ。
でも、おかげで、バイトは20職種以上やった。結構多くの「人種」をみた。
(三日坊主はほとんどないよ)
③これも学生の頃、クルマに乗ってて、ドライブ(安いクルマでしたが)。
当然、ナビなんてないから、しょっちゅう道に迷ったりしてた。
鬼のように?怖い女性の先輩を乗せて(たしか得意先の展示会のあと)
家まで送るつもりが、いつのまにか、狭山湖の近くのホテル街(汗)
「なんか、変なとこ走っちゃってすみません・・・」て感じ。
なんとか、送っていけたものの、夜になってしまい、
(強引に)夕食を勧められ、ご両親にも挨拶(さらに汗)。
そんなことも楽しい思い出。
今はね、思うんですよね。
例えば、飲み会がある・・・予算・場所・種類とかで、ピピっと検索。
二次会も、移動とか考えて、ピピっと入力。
で、帰りも、検索して、家に帰る時間まで、すべてネットで調べたとおり。
(それで、完了なら、幹事はいりませんね)
例えば、婚活・・・やったことないけど、まず相手への希望を全部あげて、
入力してマッチング、マッチした人を紹介され・・あら、運命の人だわ!って思ってゴールイン。
(もちろん、会った上だけど・・なんかね~~)
まあ、なんでしょう、
すべてにおいて、いいかげんさ、が無くなってきてる。
だから、ちょっとでも、イレギュラーなことが起きたり、
予想外の展開になった時に、応用がきかない人が多くなる。
せっぱ詰まって、声もでなくなっちゃう人もいる。
宴会などで、予約の人数に足りない時、どうする?
参加したみんなで、均等に割る?
まあ、このあたりは、実践で覚えるしかないですけどね。
先輩連中に声かけて相談とかもありだしね。
単純に電卓はじけばいいってもんじゃない場合もある。
なんか、くだけた話ばかりになってしまいましたが、
物事すべてデジタルに判断していくよりも、
ある程度、いきかげんざを持ったほうが、楽しいかもしれない。
少なくとも、オフタイムのときは。
急いでるとき、靴下のペアがどうしてもみつからない・・
どうしよう!
まあ、似たような柄だから、これとこれ、はいちゃえ!
って、時も、ごくまれにあります。
(あまりこれ続けちゃうと、ずっとぺアじゃない靴下はくことになっちゃうんだけど・笑)
そんなどうでもいいことは別にして。
すごくかたくなに、根をつめて、何事もきっちりやんなきゃ気が済まないってのも
ありだとは思いますが・・・
もし、そんなときに疲れちゃったら。
たまには、いいかげん、でいこう!
思ったより楽しい時間が過ごせたり、思いもよらぬ人や店、出来事に遭遇する機会が
あるかもしれない。
いいかげんでいこう・・・・・か。
ひとつ、確実にいえるのは、計ったような正確さで、過ぎた出来事ってのは、
記憶に残らない。
どんなおいしいもの、すてきな景色、心地よいと思った時間でさえ。
そこに、いいかげんさ、があって、初めて記憶に残る。って、思う。
この特集組んだ、編集者。
なかなか、いけてるよ。
その感性は、いいかげんじゃないって証拠だ。
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