連休前に、親しくさせていただいてる社長から、
「これ見てくださいね」と洋画16本入りのDVDセットを貸して
いただきました。
しばらくは、洋画の名作を但能できそうです。
社長、ありがとうございました(見終わったら、西部劇16本セットを貸してくれるらしい!)
でも、その前に、気になっていた、「空飛ぶタイヤ」(2009年WOWWOW放映の経済ドラマ)を
借りたので、じっくり観ました。
三菱自動車のリコール隠し事件(母子死傷事故)を元にしたドラマで、
町の零細運送会社が大企業と闘って、真実を究明するというドラマです。
久々に、面白く感動するドラマでした。
2009年、最優秀ドラマ賞を受賞しただけはあるな。
このドラマは、それぞれの立場の人の葛藤や悩み、夢とかが、
リアルな感じで描かれてます。
中小企業の社長・従業員・大企業の役員・社員・被害者・警察等々・・・
どんな立場の人が見ても、引き込まれる内容です。
「町の運送屋をなめんじゃねって、言ってきてやるよ!」って、
社長役の中村トオルが、事故の証拠を持って、
大企業に乗り込むシーンはもちろん。
社員のセリフひとつ、夫婦の会話ひとつでも、
リアリティがあって、感動するシーンが多いです。
事故を隠蔽しようとして、1億で和解しようと話を持ってくるカスタマー係に
「理屈じゃないんだよ、ココだよ(って、胸を指して断る)」ってシーン。
会社が事故の風評でひっ迫してる時、
「おれ、給料いりません」なんて社員全員が言うシーン。
・・で、最後には、一度は、内部告発を諦めた、カスタマー係が、
クビを覚悟で、警察に極秘資料を渡すシーン。
経営は正義だけじゃできない・・・という論理も一理あるかもしれません。
ただ、何が正義で、何が正義じゃないかは、
人それぞれの立場で、変わるということかもしれません。
当然、利害もからんでくるでしょう。
ただ、何かをやってろうとか、何かに立ち向かっていこうっていう
エネルギーがあって、初めて何かが生まれるだろうね。
そういえば、昔、「タッカー」という映画も好きでした。
巨大なクルマメーカーの中で、一人、クルマ製造会社を立ち上げて、
素晴らしく画期的なクルマを完成させたのに、
最後に大企業や銀行につぶされてまう映画がありました。
敗北しても、制作したクルマ数十台で最後にパレードするのがアメリカらしい。
やっぱり、「小」が「大」に立ち向かうっていうストーリーには、
惹かれてしまいます。
空飛ぶタイヤ・・・戸田菜穂・ミムラ・尾野真千子・・この女優陣もよかったな。
中村トオルもよいけど、大杉漣・田辺誠一・西岡徳馬 ・萩原聖人ほか、
脇役のパートのおばちゃんもいい演技してた。
秋の夜長。
いろんな過ごしかたあるけど、いい作品は感動するね。
さて、この次は、お借りした16本の洋画・・じっくり観させてもらわなきゃ。
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