国民的ヒーローは必要か?

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今、プロ野球での注目といえば、
ヤクルト、バレンティンの本塁打記録。

現在、王貞治の55本タイ記録に並びました。
残り試合数から考えて、日本新記録は間違いないでしょう。

王と同じ本数は、カブレラ、ローズの55本。
次いでバースの54本。

王とローズは、同じ140試合目での到達。
カブレラは128試合目。
バースは126試合目。

残り試合を10試合近く残しての、
カブレラの55本、バースの54本は不思議。

(参考)カブレラの残り試合の打席(ネットから引用)

1 四球四球三ゴ四球
2 四球四球四球四球
3 四球四球四球四球
4 四球四球右飛死球(骨折)
(残り3試合は骨折で出場せず)

まあ、みな敬遠気味で歩かされたんだね。

王さん自身も、後に、シーズン55本は日本の宝としてとっておく・・
ということを言ったらしい。
(カブレラの時は、王はダイエーの監督だった)

抜かれない記録、抜かれる記録とあるけれど、
もし、王のその言葉がほんとで、記録のために敬遠を指示していたなら、
それは、日本の宝でなくて、日本の恥だろう。
試合で勝つためでなくて、自分の記録のために指示したなら、最低な野郎だ。

自分はもともとアンチ巨人だし、
今でもそれは変わってない。

ただ、記録ってのは、抜かれていくから記録なんじゃないの?

そりゃ、ボールばかりを放っておけば、
打たれる確率は少ないでしょう。

でもそんなことまでして守る記録になんの意味がある?

もしかして、自分が国民的ヒーローだから、抜かれちゃいけないんだなんて、
思っちゃったんだろうか?
勘違いも甚だしい。

国民的ヒーローなんて、ないんだよ。
何パーセントかの人が指示しているってだけのこと。
すべての国民が支持しているなら、巨人戦の視聴率は、いつも100%だ。

残り試合数からして、
バレンティンが野球を忘れちゃうくらいのことが起きなきゃ、
記録更新は間違いないだろうね。

まあ、原は敬遠まがいのことをするだろうけど。
(ヤクルト戦で、原巨人が新記録を打たれちゃ、怒られるだろうからね)

よく、野球賭博なんてあるけれど、
およそ、組織でプレーする競技では、八百長はやりやすい。
だから、自分は基本的に個人競技のほうが好き。

東京オリンピックも決まって、
さあ、スポーツ振興だって、なっているんだから、
試合に勝つ目的以外での敬遠はご法度だな。

バレンティンの記録更新は間違いないでしょう。

国民的ヒーロー?国民栄誉賞?
いちいちマスコミであおったりしなくていいんだよ。
金メダリストは、その一瞬が感動なんだよ。
ビールのCMで何回もみるもんじゃない。瞬間の記憶だ。

ヒーローは個人個人それぞれ違っていいでしょ。
自分にとっての一番、まわりはどうでもいい。
なんかミスチルの歌「ヒーロー」みたいだけどね。

バレンティンには頑張ってほしい。

国民的ヒーローになんてならなくていいから、
あっさり日本人の記録をぶっちぎってくれ!

で、あと数年で日本球界を去っていくときに、
「ま、記録作ったけど、記録は抜かれるものデス。
来年あたり、さらっと誰か抜いテネ!
ジャパン、サンキュウ、ありがと!」
なんてセリフ残して去っていったら、カッコいいでしょうに。

そして、その記録を日本人選手がまた追えばいいだけだ。

2020年の東京オリンピックを語るのは、
それからだ!


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