ある日の30秒

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最近、休日もアウトドアでの活動が多く。
連日の炎天下のせいもあり、顔はほぼ、黒人。

そう、ウィッキーさんのようになってしまいました。

なんか、もう、自分で鏡をみるのがこわいくらいに、
肌は土の色です。

海の日も、練習場で、打ちっぱなし。

ほとんど運動をしていなかったのに、
急に運動を始めたので、
最初は、疲れもありましたが、徐々に慣れてきました。

体力、回復傾向か・・・ ってか、体力ないとだめだわ、何をやるんでも。

このところ、大津のいじめや、電力の公聴会、竹島、尖閣の件などなど。。
どうしょーもねーな、ってニュースばっかり。
オリンピックも、事前にこんなに盛り上がらないのは、記憶にない。
マイナスのオーラにすべてが包まれてしまってるのか?

そんな、負の情報の洪水に、一時流されそうになったことが最近あった。

新しい携帯のプリインストール済みのアプリを起動させた時のこと。
なんでも、そのアプリは、あなたに合った「泣ける話」を提供しますってなやつ。
いくつかの質問(2択)に答えていって、最後に、その時の「あなたに」合う
ストーリーをひとつみつけてくれるもの。

で、2択の質問の最後に、

「大切で美しい思い出」と「夢のある未来」

どちらかを選んでくださいときた。

思わず、考え込んでしまった。

というか、このアプリを作ったやつ、何を考えてこんな質問を入れたのか。

ともあれ、30秒ほど考えて、後者を選択した。
で、出てきたストーリーは、子供だましみたいな、しょうーもない話。

自分は、この泣ける?ストーリーなんてどうでもいいんだけど、
30秒間、考えてしまった自分は、いったいなんだったのか?
そこが、なんともいえない後味として残った。

それは、いったいなんでだろう?

そんな、ストレートな質問を最近されたことがないから?
どちらも甲乙つけがたい内容だから?
質問者の「意図」に一種の怪しさを感じたから?
「思いで」は刹那的で、「未来」はポジティブって概念がよぎったから?
最近の世の中を見渡しても、明るい話題がないから・・?

おそらく、いろんなことを考えてしまったからでしょう。

今(あるいは過去)生きている世の中が一番よくて、先々は、だんだんと悪い社会になっていく・・・

この考え方は、哲学者の中にも、支持する人もいたりして、
ま、結局は、終末思想みたいなものに集約されていく。
ハルマゲドンみたいな、宗教&SFチックな考え方も、この考えが元になってる。

時系列で言えば、ま、「思いで」がこれにあたるかもしれない。

そんな、一般大衆に風穴をあけたのが、ご存じ、ダーウィン。

人(動物全般)は、過去よりも今が進化しており、
今よりも未来がもっと進化していく・・・。
そう、進化論です。

これは、ある種、「夢のある未来」といってもいいかもしれない。

「そうだよ、昨日よりも今日、今日より明日が良くならないでどうするよ!
ポジティブにいこうぜ!」

こんな、(自分にとって)基本的なことをなんで、自分は、「考えて」しまったのか。

30秒・・・か。

久々に感じた、30秒だった。
最もポピュラーなCMの時間の長さでもある、30秒。
哲学書のCMでもないんなら、コンセプトは明確にストレートがいいはずだ。
(間違っても、ACでこんな質問のCM作んなよ、みんな悩むぜ、きっと)

もし、また、同じ質問をされたら、
今度は、秒針が1秒動く前に答えよう。

そう、もちろんポジティブに!

「今日(過去)より、明日だ!」ってね。


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