増税の額とかいう前にさ

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世の中、増税論議まっさかりの状況です。
いつのまにか、増税ありきになっていて、
その額をそうするかまで話がいっちゃってる。

なんか、途中すっぽかして、いきなり結論みたいな感じです。

猿の惑星じゃないんだから、ちゃんと言葉でしっかり説明が
必要なのにね。

考えてみると、ごく普通に暮らしていくなかで、
所得による価格の割引なんてものはない。
(学割やシルバー割引なんかは一部あるけど)

スーパーで、じゃがいも買うのに、私は所得が低いから安くして!
私は、高給取りだから、ボッタくってもいいわよ!なんて話はない。

およそ、日々の暮らしの中で、買い物をするときに、
その人の所得なんてものは関係ない。
その値段で買いたい人が買うだけ。
すごくシンプルな世界です。

飲み屋のサービス、展示品の特売、賞味期限間近のお弁当の値引き。
どれもこれも、消費者側ではなく、売る側の都合で、
安くしているだけ。

戻って、税金の話。

法人税はこの際別にして、
個人の観点からみて、所得税と消費税(間接税)の比率、
どちらが多いほうがいいのか?
(もちろん、どちらも低いほうがいいんだけどね)

なんて、議論を、この際、周りの人と議論するのもいいかもしれない。

税金の前に、無駄を省けってことになるなら、
最終的には、日本で一番地価の高い、東京(霞ヶ関、大手町)に、
あんなに役人を集合させる必要があるのか?ってな話にまでいくかも。

極論をいえば、直接のユーザ窓口以外の役所の機能なんて、
日本で一番地下の安いへき地でもOKなんだよね。

「人」に会う必要のある部署だけは、ある程度交通至便なところにおいて、
あとは、無人島でもいい。

だって、やりとりがあっても、
電話とメールで済みなら、東京にいる必要なないでしょ。

そう、民間でいえば、工場とかは、どんどん海外に展開してる。

だって、あたま使って、書類作って、仕事するのに、
どこの場所だっていい。

おそらく、役所の90%以上は、地方でも問題ない。
どんくらい費用浮くよ?
(個人の事情なんて気にしちゃだめだ、へき地勤務がいやなら、
地元の人と入れ替え)

国会だって、あれ、たとえば、値段のないくらいの土地でやってても、
中継みてる一般市民にはわからないし、問題ない。
国会議事堂でやらなきゃいけない必要なんてないんだよね。

選挙前の一カ月だけ帰省すればいいんじゃないの?
(そうすれば、地元の冠婚葬祭べったりの議員は落選だけどね)

最近、総理も変わったけど、
「変わったぞ!こうするぞ!」って、メッセージはないね。

「○○党をぶっ壊す」なんて、中身のない威勢良さなんていらないけど、
なんか、180度びっくりするくらいの政策をやってみてもよいのでは?

某与党の幹事長がTVでいってたな。
「誰にでも出番のある社会」が信条だって。

なら、マニュフェストの公募でもしてみなよ。
議員でなく、政策の公募を。

どんな人の意見だって、時には300人の議員より、
すばらしいことを考えつくかもしれない。

で、一番すばらしい政策を出した人には、
比例代一位を保証します、くらいやってみればいい。
賛否両論なんて気にしなくていい。
ともかく、そんくらいやれば変わる。

いまの日本の沈滞を打破するには、
画期的な手法と、「知」の結集以外ないと思う。

結集しない「知」は、個別の「利」にしかならない。

今は、そんな時代じゃないと思う。


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