ITの会社に転職して、二日目。
その日から、採用面談をしていました。
(そう、自分も一日前に入社したばかりなのに、えらそ~にね)
当時は、ITを目指す人も多く、
ほぼ毎日採用面談をしていました。
そんな中、かなりのつわものがたくさんいました。
○Aさん・・・の場合
約束の時間に来社いただいたのですが、見るからに手ぶら。
(ん??かばん無くしちゃったのかな?)
はじめまして・・と挨拶から始まり、
「履歴書・・・お持ちいただけましたでしょうか?」
ここで・・Aさん、驚きの行動。
シャツのポケットから、何やら紙片(3センチ角くらい)を
取り出しました。
(まさか・・・だよなあ・・・)
って、そのまさかでした。
履歴書の写真欄の大きさまで、みごとにたたんだ履歴書を、
テーブルに広げ始めました。
マ、マジシャンか!!・・・終わった。ありえん。。。
○Bさん・・・の場合
その日は、面談の予定は組んでおらず、
社内で、打合せしてました。
と、一人の来客。
???
お茶出してくれる女性は、応募の人だと思い、
応接に通しちゃった。
「あ、応募された・・かた・・ですか?」
Bさん・・無言。
自分のいない間のアポか?(んなことないハズなんだけど)
もう、応接通しちゃったし、
とりあえず、面談進行。
履歴書を拝見したのですが。
直近の10年くらいの記載なし(汗)
聞いても、うつらうつらな返答。
(もしかして、どっか高い塀の中ににいらしたのか?)
どうも、だれにいつアポとったかも要領を得なかったので、
すぐに、お引き取りいただきました。
ちょっと、怖い。
○Cさん(女性)・・・
面談まで、何十回も、メールでやりとりし、
ようやく面談。
で、客先での作業のための客先面談のあと。
(当時、その会社は、社員の仕事・・・客先常駐もしくは受託開発として・・
が決まったら採用という制度でした)
喫茶店が近くになく・・でも、少し打合せしたいと思い。
「居酒屋しかないけど、お茶代わりにどうですか?」
「はい、大丈夫ですけど」
で、居酒屋に入り、お疲れさま。
(なんか、すごく真面目そうな人だし、こんな店に入っちゃって平気だろうか・・)
ところが、飲むわ飲むわ、ハイピッチ。
二人でめちゃくちゃ飲んじゃって、
大盛り上がり。
自分のピッチより早い女性は、初めてだった気が。。。
・・て、まだ入社もしてないのにね~。
ただ、結局、彼女には入社してもらい、
開発言語の研修にも行ってもらいました。
今でも、貴重な戦力になってもらってます。
思えば、エイヤーで飛び込んだ業界でしたが、
毎日が、アンビリバボーな人たちとの出会いで、
すごく新鮮だった気がします。
学生時代のアルバイト(20職種以上)
転職前の電機業界
夜の飲み屋関係
いろんな人たちに会ってきたと思ってましたが、
どんな人と会っても、びっくりしない、耐性ができたのは、
まさに、この会社での日々で、完結された気がします。
ところが、どっこい。
世の中、一歩先は、常にミラクルワールドです。
応募者云々って、今度は自分が会社を探すはめになっちゃったよ。
いったいどうして?
次回、創世編、最終回です。
タイトルをつけるなら・・「リストラ上等!」or「ちょ、まてよ!」ってあたりかな。
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