大学入試、携帯カンニングのニュース。
久々に、今が入試のシーズンだって思わせてくれる出来事だった。
入試・・・
今にして思えば、特に将来の仕事に役立つというよりは、
社会に出てからの、安全パイみたいな感じの人が多いでしょう。
「科学者になりたいから」「先生になりたいから」という
明確な目標があって、大学に入る人は、全体の数パーセントだと思う。
自分も、そんな感じだったから、
別に、それはそれでいいけど。
成長が続く社会では、ピラミッド型の会社が形成されて、
その一番下のすそ野に、まず新人で入って・・徐々に幹部に・・
みたいなパターンが多かったから、
その一番下っ端に、もぐり込むってはアリだった。
ただ、成長がマイナスのような今の時代は、どうなんだろう。
入試の時のために、ひたすら勉強して覚えた知識と、
その時だけ、カンニングで、覚えた知識。
おそらく、10年もすれば、どっちも消えていく。
もちろん、努力や公平性は大事で、
それを捨てたら終わってしまう。
すくなくとも、社会に出るまでは。
ただね、なんか最近思うんだけど。
もし、仮に、会社に入って、一から仕事を覚えていくってのが、
おおむね会社のルールだとしたら。
入試は、IQテストと一般常識とヒューマンスキル(想像力&コミュニケーション能力など)の
3つだけでやっちゃってもいいんじゃないかなって思う。
だって、おそらく、仕事で、イイクニカマクラ(1192)鎌倉幕府。
微分・積分なんか使う機会ないしね。
そう、カンニングしても、太刀打ちできないような試験にしちゃえばいい。
(IQテストは、数が多くて、反射的に答えを出さなきゃだから、
携帯でメールしてなんて時間はない)
で、高校の成績を重視するとこは、そうすればいいし、
試験一発勝負のとこはそうすれば。
なんかね、ここらで、入試制度そのものも、改革したほうがいいんじゃないかな。
そのうち、大学全入時代だし、専門学校も含めたら、
欠員が多くなる時代でしょ。
学校も、つぶれる前に手を打つ必要があると思うな。
とは、いっても、自分の経験の中で、
教育者(先生たち)は、入って数年の若い先生を除き、
総じて、ベテランになるほど、頭が固くなっちゃうんだよね。
なんか、世界ができあがっちゃうってのか。
TVでやってたけど、アメリカは、新卒の枠ってのがないらしい。
だから、新卒の就職率が30%にも満たないんだって。
日本は、まだ新卒が恵まれてるんですね。
4月になって、会社入って、最初はおとなしく、やる気満々の社会人。
で、しばらくすると、「あいつ(上司)つかえねーよ」とかの
話になる。
実は、使えないのは、そう言ってる本人かもしれないけど。
ただね、使えるか使えないかって、まずギモンを持って、
ともかくそうした判断をするってのが、きっと生き残っていく第一歩だと思う。
会社は、そうした判断をできる人に入ってもらって、活力でるし、
あとは、お互い、合う合わないで、その後を決めればいいことだ。
入試・・・多くの学生の中から、選抜したい気持ちもわかるけど。
小さな会社が、大企業と同じモノサシで仕事をしてもうまくいかないのに、
大学だけ、いまだにそれをしてること自体が不思議。
入試って、関係ない人には、全然関係ないけど。
関係者には、一大事。
社会にでて、ほんとに必要なものって、
実は、そんなに多くない。
「折れない心」「リカバリー能力」
この二つがあれば、大抵の会社(公務員含め)て、
なんとかやっていける。
(景気のいい会社ならね)
あとは、この二つに、どんだけプラスαしていくかだけだと思う。
「入試」・・語源調べたけど、見つかんなかった。
誰が考えた言葉なんだろう。
入るための試験?かな。
その場に、入っていくってことなら。
社会に出たら、毎日入試みたいなもんだ。
いや、小テストの繰り返しって・・・とこか。
コメントを残す