20年前に、ミネラルウォーターを買って飲むなんて考えられなかった。
また、「おーいお茶」で有名な、伊藤園。
最初は、誰も、売れる(当事者以外)なんて思わなかったみたい。
買うなら、清涼飲料水(コーラ、ジュース、コーヒーの類だった。
部活のあとの、酒屋で、ビンのチェリオ(清涼炭酸)のをみんなで毎日飲んでたけれど、
お茶を飲むやつはいなかった。
(ってか、売ってなかった)
今、おそらく、水道の水をコップにいれて、
そのまま飲む人より、ミネラルウォーターやその他飲料を飲む人の
ほうが多いんじゃないかな。
(自分もそうだけど)
普通、一般的に、儲けようって思ったら、
新しい製品、商品で勝負!っていうのが定番だと思いますが、
実は、既存のモノを、発想を変えただけで、
人のライフスタイルを激変させるくらいのインパクトを
与えることがあるんですね。
ただ、急激なものでなく、じわりじわり効く変化もあり。
(これは、先ほどの水の例でいうと、ある日突然ではなく、
ボディブローのように、徐々に、それを買う頻度が多くなり、
気がつくと、まるっきり、水道水を飲まない生活になってしまうように)
不景気で、夜のお店は、みな苦戦。
うん?高級店がだめなら、居酒屋に行くんじゃないの?
って?思ったら大間違い。
2010年は、居酒屋の倒産件数が、過去最高だったらしい。
そう、単なる居酒屋、歌う店、その他・・・
特にお酒を扱う店の場合、
それぞれ、決定的にタイプが違ってくるんですよね。
ようは、どこに優先順位をおくかということでしょう。
お酒が飲みたいだけなのか、おいしい料理が食べたいのか、
歌を歌いたいのか、その他・・か。
今は、全部を実現するのって、難しい時代です。
そんなに余裕のある人は少ないでしょう。
で、最初に戻って、水の話。
ライフスタイルが大きく変わっていく時代は、
実は、気付かないうちに身近なところから徐々に変わっていくんだと思う。
派手に飲むことをやめても、
実は、水道水の100倍以上の価格のミネラルウォーターを
買うことには抵抗なくなっていたり。
昔なら、家庭に1台の電話が当たり前で、
長電話なんかするときは、親になるべく聞こえないように話して、
あ~、結構電話代かかっちゃったな、反省・・とかだった。
ところが、今や、一人1台が当たり前。
出始めの頃は、高いと思った携帯代も、
年月がたてば、それを払うのが当たり前になっていく。
核家族化のせいもあるけど、
これも、いつの間にか、そうなった(売れ行きはすごい勢いでしたが)。
「価格」「品質(性能)」「サービス」
どれも大事だけど、
どうも、最近の世の中は、その3つの足し算だけじゃ(方程式を使っても!)、
解けない問題のようだ。
ちょ、まてよ・・・
そうそう、昔、苦手な数学で、虚数(キョスウ・記号i)ってのを習った気がする。
数学得意ではないですが、なんか、書いてて、ふと思った。
イメージとして、虚数って言葉が浮かんだ。
「二乗して、負(マイナス)になる数字」だったような・・うろ覚え・・・
実世界で説明とか難しいけれど、
高い価格の二乗。
悪い品質の二乗。
いやなサービスの二乗。
これらは、客側にとっては、すべてマイナスになるってとこかな。
なんだ、現実世界に存在するじゃん。
なんて、考えちゃったり。
はあ、今日もとりとめもないことを書いてしまった。
最近の政治、経済、TV番組、その他・・・
どうも、この「虚」っていう漢字が似会うって思ってしまうのは、おれだけか?
・・・でも、明るく元気に頑張りましょう!
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