深夜のセールスマン

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先日、会社で23時過ぎまでいたとき、
深夜、突然、会社に来客あり。

こんな時間にセールマン。

「どちらさまですか?」
「○○○○の○○です」・・・って、

先物関連の方でした。

もちろん、ドアも開けずに、
お引取り願いました。

しかし・・いくらなんでも、そんな時間に訪問されても、
はい、わかりましたってお客さんはいないでしょうに。

・深夜にドッキリさせて、恐怖感を与えて・・売り込み?(ドッキリさせる意味ないし)
・とにかく、会社の名前を覚えてもらいたい一身で(ってか、最初名乗らなかったしな)
・自らの度胸試し?(って、こっちがビックリしちゃうよ)

そのあと、いろいろ考えたのですが・・・
あの時間にセールスに来た理由が分かりませんでした。

・・・というか、ほんとは分かるんですけど。

「ノルマ」・・・しかないんだよね。理由。

これは、個人・法人向けの特に金融(先物)系の営業マンにとっっては、
会社によっては、それこそ、想像を絶するようなもののようです。

社員の仕事をとってくるとか、カタチのある商品を製造して売るとか、
いわゆる、ある程度自前の能力に限界がある会社ってのは、
ノルマにも限界がある。

自分の製造能力以上のものは売れないから。

それが、金融(特に投資関連)になると、話が違ってくる。

例えば、先物取引。
契約書交わして、入金して、あとは市場と個人の責任なので、
基本的に、あっしは知りませんよ~ってなる。(アドバイスはしても保証はしない)
株とかもろもろ、個人が投資するのに、限界まで市場を独占する
なんてことはできないでしょう。

(会社に来たって、結局個人がターゲットなんですよね)

限界がなく、手続きのみで、手数料収入が入る。

そりゃ、お前ら、24時間売ってこい!
売りきれることはないんだから、
ともかく売ってこいってなる。

人間、たしかに儲け話しには弱い。
特に、それが、簡単に思えるものには、特に弱い。

あっ、大豆が上がった!儲かった。
おっ、とうもろこしが下がった、損した。

でも、絶対に最初から考えるのは、儲かることだけ。

ビギナーズラックはあるだろうけど、長くは続かない。
結局はプロが勝つんだと思う。

物の値段が。先々上がるか下がるかの丁半バクチ。
すごく楽しいって思う人もいるだろうし、
純粋に経済行為だから、問題はないと思う。

でも、最初が、23時過ぎの訪問では・・・ちょっとコワイ。

ただ、そのセールスの人のパワーには頭がさがる気がします。
もしかしたら、同情して、話を聞いてくれる人もいるかも・・・
1000人に1人くらいは。

ん?ちょっと待てよ。
夜にセールスしたほうがいいものってあるのかな??

深夜(含む24時間)営業ってキーワードでヒントを得るとしたら・・
食(ファミレス・ピザ宅配)、遊(本屋・レンタル関連の店)、買(ドンキホーテ等)
までは、今でもありますね。

どれも、客側が店に行くものだな。

会社なら、新聞社・通信社などの海外と頻繁にやりとりするとこは、
昼夜は無いかも知れない。

訪問営業は、ちょっと厳しいと思うけど、
東京の膨大な数のオフィスが、夜間はすべてカラになって、
がらんなるのは、昔からもったいないとは、思ってました。

深夜にターゲットを絞って、何かできないかを真剣に考えても、
面白いかも知れない。

あっ、でも、世の中で、夜から深夜~朝方までが、一番忙しい会社は
あるんですよ。

それは、カラオケ屋さん!(飲み屋やカラオケボックスにあるあれを、売る会社)。
店が夜主体だから、当然、夜が主体になるんですよね。
メンテも営業も。

深夜のセールスマンの訪問にはびっくりでしたが、
そんなことでも、そっからいろいろ考えていくと、
わりと、面白い発想が生まれてくるかも。

まあ、なんというか、違った意味で、みんなをびっくりさせるようなことが、
実現できたら、楽しいと思うな。


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