最近、身近な企業でも、○○ホールディングスというような形態になる会社が多いです。
一般の人、自分も含めて、そうすることの意義って、わかるでしょうか。
なんとなく、そっかあ、中心になる親を作って、子供がその下に束ねられるってことか・・・
くらいは想像できますが。。。
昔で言えば、財閥がその形をしてたみたい。
ぱっと、いくつかありますよね。
簡単にいうと、今までいくつかの小国だったのをまとめて、合衆国を作りましょう!
で、頭になる会社は、大統領みたいなものかも。
例えば、3つの国(会社)が集まって、お互いにいくらかかかの株を出し合って、
新たに、ひとつ、監督みたいな会社を作っちゃいましょう!
で、3つの国は、その元で、グループとして、生きていきましょう。
というのもひとつの形態みたい。
(詳しくは、お調べください・・・)
いろいろ調べると、メリット・デメリット両方があるようです。
メリットでいえば、もちろんスケールメリット。
だって、EUがひとつの国になって、「うちら、今までは、各国小さな国々でしたけど、
こんどから、一まとめで、○○ホールディングス国っていう名前にしました。
個々の名称は残すけど、重要なことは、うちらの大統領と話してくださいな。」
とか、言われたら、ぶったまげちゃうかも。
(まあ、EUの場合はまさにそれを目指している感はありますね。会社ではないけれど。)
ただ、デメリットもある。
それまでは、「この鳥はEU製のブランド鳥だぞ!だから高くても買ってよね!」って、
大手をふって、店先に並べて売ってたとする。
だがしかし、たとえば、EUのある国(一国)で、鳥インフルエンザが発生したとする。
本来なら、その国のブランドのみ傷つくのだけれど、
グループで、EUブランドで売ってたとしたら、ことはそれじゃ収まらない。
EU全部の鶏肉の売上低下に及び、大統領は失脚。
グループからの離脱する国も出てくる。
まあ、今のは架空の話しですが、例えてみれば、そんな感じでしょうか。
(実際の例でいえば、あのギリシャ危機がありましたね)
要は、規模のメリットを追いかけるか、
独立自営で、自由な経営で、行くか。
最近、新日鉄と住友が統合というニュースがありましたね。
世の中、グローバルに活躍しようとする企業は、そうした一手を打たざるを得ない
状況なのかも知れません。
ひるがえって、大手じゃない企業でも、それを考えたら・・・
おそらく、100社集まって、ホールディングスを作ろうじゃないか!
中小企業でも、100社集まれば、スケールメリットで、大手に並べるぞ!
って思う人がでてきて当たり前。
ただ、落とし穴がある。
99社が黒字で、1社赤字。
全体からしたら、無問題。
そのグループにいれば安心・・・ていう気風も生まれかねない。
で、もし、先ほどのたとえ話の鳥インフルエンザが発生した時の影響は、
1社から残りの99社に及ぶでしょう。
自分が怖いと思うのは、たとえ、自分の会社・グループが大きくなっても、
決して、個人の能力が大きくなったってことにはならないってこと。
そこを錯覚しちゃうと、必ずしっぺ返しがくると思う。
個人だろうが、中小だろうが、大手だろうが、
結局、個人の能力ってのは、個人で考えて、個人で磨かなきゃだめだと思う。
で、もし、そうした考えを持つ個人のいる会社同士が、
規模のマジックにあぐらをかくことなく、
さらに、異文化とのコミュニケーションも卓越している人同士の、
「ホールディングス」が誕生したなら・・
それは、すごく価値のあることだと思う。
世の中は、いろいろです。
うまくいく、ホールディングス。
だめになる、ホールディングス。
もし、時間がある人は、ネットでググッてみるのもよいかも知れません。
結構、企業の「今」が見えてきたりする。
なんか、今日は、真面目な話題になってしまいました。
ちょっと、身近なホールディングスが、大変な状況だって、
わかってしまったので、つい書いてしまいました。
○○さん、風邪は長引いちゃ大変です。
早く治しましょう!!!
自分も先週まで、鼻かぜで、熱も少しあったのですが・・・
気合と○で、風邪、ぶっ飛ばしましたあ。
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