最近というか、ここ数年、奇妙な日本語が徘徊してますね。
特に政治家に。
「遺感の意」・・・英訳すると「Regrets」
これ、普通の英語では、後悔ってのが訳としてあてはまる。
おそらく、適当な外国語の訳はないんじゃないかな・・他の言語でも。
政治家だけでなく、天皇の言葉としても、使われる。
まあ、飲み屋の会話ではないから、日常と違った言葉を使う場合もあるかもですが、
こんな、多くの日本人が、一生使わないような言葉を、頻繁に使うってのは・・・だめだね。
外国に困ったことされると、すぐ「遺感の意」って表明して、片付けちゃう。
災害が起きた時もそう・・・
そんなコメントしかださんなら、言わん方がいい。
調味料でいうと、「味の素」みたいな言い方すんなって。
って、味の素の味って、表現しにくいけどさ(笑)
あと、最近よく耳にする言葉・・・「粛々と」・・・なんじゃこれ。
もう、最近、この「遺感の意」と「粛々と」を聞いたり、見たりすると、
一気にしらけちゃうんだよね。
マスコミもなさけない。
「遺感の意」って、わかりやすく言うと、どういう意味?って、言わない。
残念にに思ってるの?怒ってるの?悲しいの?後悔してるの?
アナウンサーも、当たり前のように、この言葉をそのまま垂れ流してる。
がっくりです。
この、なんとも奇妙な言葉を使うようになったら、いけません。
僕たちにあてはめたら、どういうことか。
例えば、仕事での専門用語を、その業界でない人に、
当たり前のように使ってないか。
専門の人が知ってても当たり前でも、
それは所詮、その世界の言葉。
他の人は、知らなくて当たり前。
最近、そうした基本的なことがわからない人が多い。
本当に仕事ができる人は、
難しい言葉を、瞬時に、わかりやすい言葉に言いかえられる人。
飲食業界なら、スプーン・フォークを「シルバー」っていう。
ホテル業界なら、空き室状態のことを「ベーカント」っていう。
ほかにも業界用語は多い。
ITの世界は、最近の業界だから、英語そのままの言葉が多い。
でも、それをわかりやすく、同時通訳しなきゃいけない。
これからは、「遺感の意」を何回使ったかで、政治家(総理)の価値を
はかるのも面白いかもしれない。
もちろんマイナスの意味でね。
ふだんも仕事中もいろんな場面で、
わかりやすく、相手に伝わる言葉を選ぶってことは、
とても大事なことではないでしょうか。
・・・ちなみに、「遺感の意」をググっても、大したアンサーはないです。
ようは、自分の中でのアバウトな後悔ってとこみたい。
試験で悪い点をとった子供が、親に怒られたときに・・・
「はい、大変遺憾に思います」・・・なって・・・答えたら、どう・す・る・の!!!
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