今週の話題で大きく取り上げられたのが、
プリウスの問題でした。
日本を代表するトヨタのフラッグシップカーのことだけに、
多くの報道番組で取り上げられました。
ブレーキ関係の不具合のようですね。
僕が一連の報道をみてて、
違和感を覚えたことが2つあります。
ひとつは、品質保証の責任者の方の発言。
「これは、運転者の感覚的な違いによるもので、
欠陥とは認識していない・・・」
あらら、言っちゃいました。
ほんとは、1月の生産分から電子制御のソフトを
書き換えて出荷していたのにね。
感覚の違いで・・そんなことします?ってこと。
検証番組でも、ブレーキをかけてるのに、一時的にスピードが
あがっちゃう(メーター表示確認済み)。
おそらく、スポンサーの関係で、TVも控え目に報道している
とすれば、事態はもっと深刻なハズ。
もうひとつは、社長の発言。
外国のプレスも多い、会見場で。
「(いよいよ)私が登場致しました・・etc]
普通ね、自分が話すときに、自分のことを「登場致しました」
なんて、言わないよね。
すごく違和感を感じた。
おそらく、2世(3世だっけ?)の弊害。
悪い面がでてしまった。
たぶん、本人は何の気なしに言ったんでしょうね。
でも、普通の人の感覚は違う。
「登場・・・」って何それ?自分で自分のことそんな風に言うか?って、感じ。
まあ、それこそ、トヨタ風に言えば、感覚の違いなんでしょうが。
多分90%以上の日本人にはそんな感覚は無い。
自分は、今まで、20職種以上の仕事を経験してきました。
学生時代(高校含む)そして社会人と。
エキストラ・ファミレス・ちらし配り・変電所清掃・家庭教師・塾講師・
飲食(喫茶店・焼肉店・ファミレス・お好み焼店等)・ホテルフロント・
応援販売・テニスコーチ(まじ)・テニスプロの試合の線審・
歩合営業・営業(社会人)・・・などなど・・そして今。
そこで思ったのは、やっぱり、言語力(国語力)が大事だってこと。
いろんな場面で、いろんな人に会う。
そこでまず必要なことって、微分・積分の数学じゃないんだよね。
もちろん、理科・社会・図画工作なんかじゃない。
言語力(国語力)なんだって思う。
先日、番組でやってました。(詳しく見ませんでしたが)
日本人の言語力が低下してるって。
言語力の上達には、いろんな面でコミュニケーションをとることが
必要だそうです。
トヨタって、すごい会社だし、ほんとにいい会社なんだろうなって思う。
でもね。、やっぱり、おかしなことはおかしいっていう社員がいなきゃ
いけないよね。
だって、その先には、「普通の」お客様がいるんだし。
社長、あの発言、おかしいですよって、だれか言わなきゃいけない。
プリウス・・・ラテン語で「・・に先駆けて」という意味らしい。
たしかに、すごい車だと思います。
ただ、先駆ける前に、ブレーキのソフトの前に、
まず、言語力を点検しよう。
すべてはそこからじゃないかって・・・思った。
コメントを残す