今では当たり前になっている、GOOGLEという検索サイトを使って、
何かを検索する=ググるという行為。
転職・バイト・飲み屋・言葉の意味・公共施設・病院・病気・・等々。
いわゆるググるという行為は、何かをインターネット(GOOGLE)で検索することですよね。
「それがどうした?」「そんなのいつでもやってるよ」「なんでもググんなきゃね」
ちょっと待て!そのググるはいいとしても、
なぜ、その行為に及んだか?
今の時代、検索キーワードを使わず、ポータルサイトのニュースを
上から順番にみていくという人は、ほんとに少数でしょう。
探したい言葉で検索、知りたい言葉で検索が当たり前の時代。
少し前にはやった言葉(もうすたれたか?)にWEB2.0というものがあります。
この2.0という数字には特に意味はなく、
ようは、インターネットで情報を得るだけでなく、
チャット、スカイプ(わかんなかったらググってね)
ひいてはYOU TUBEのように、自分から情報をネットにアップ(載せる)
ことも自由自在。
つまり、情報のやりとりが双方向になって、画期的に使いかってがよくなった
というような意味で、これは、あらたなネーミングが必要だ!
んじゃ、WEBの中のことだから、1じゃなくて、次の2にしちゃえ!
ついでにかっこよく2.0とかにしちゃえ!
まあ、おおむねそんなもんです。
でもね。
双方向を2.0と呼ぶ前に、検索サイトで、情報を選ぶということが可能になった、
検索エンジンの登場というものが、ほんとは2.0じゃなかったのでは
ないでしょうか。
ようは、必要とされるキーワード(たとえば好きな歌手とかね)で、
それに関連する情報のみが、ドバっと一覧で出てくる。
一言、画期的。
その証拠に、検索サイト運営会社のYahoo,Google、MSN(もとからね)は、
いずれも大企業になってしまいました。
数年前、WEB 2.0 を標榜した企業は、多くは無くなってしまいました。
一言、画期的ではなかったから(WEBの進化の過程なのに、過大に評価しすぎた)。
おっと、また話がそれそうだ。
言いたいことは、人がなぜ、そのキーワードを選ぶか?です。
知り合いが犯罪を犯した?→当然毎日ググるでしょう(怒りと興味)
友人が居酒屋をオープンした?→とりあえずググるでしょう(楽しみと興味)
記念日にプレゼント(ネックレス)を探す→(ワクワク感と興味)
テレビでみた未知の生物(ウーパールパー?)→(びっくりと興味)
初めての営業先でもらった会社→(期待感と興味)
受験勉強での歴史上の人物→(知識の習得と興味)
健康診断の結果で訳わからない症状の言葉→(怖さと興味)
同窓会でのお店探し→(予算・雰囲気などの計算と興味)
昔の恋人の名前(誰でも一度はあるでしょ)→(恋しさと興味)
などなど。。。
人がググる時は、必ず感情が支配するポイントがあって、
その指示のもとにググる。
大新聞に1面で広告を出してPR
CMをバンバン打ってPR
雑誌の裏表紙にPR
というような、マスの宣伝、有無を言わさず目に飛びこませる広告は、
大企業にしかできません。
逆に、いかによいものを作っても、
全くPRしなければ、埋もれてしまう確立が高い。
人でも、企業でも、お店でも、
人間の機微(表面だけでは知ることのできない、微妙なおもむきや事情。「人情の―に触れる」
・・はい、今ググりました)
に、触れるもの、雰囲気をかもし出さないと、見過ごされてしまう可能性があると
いうことではないでしょうか。
ビデオリサーチやニールセン(日本ではもうシェアないかな)のように、
番組リサーチではなく、
また、YOU TUBEの動画検索結果の表示とかではなく、
「なぜ、そのキーワードをググったか?」
今後の商売は、おそらくそこにいきつくのではないか?
・・・「興味」が大切。
マーケティングの究極は、その瞬間の人の感情、思いを、
リサーチし、利用していく。
そんな、瞬間、瞬間のリサーチの積み重ねが、
重要になってくる気がします。
今でも、目線をポインターとして利用、動きと滞留時間で、
WEBを見たときの軌跡をサーチする会社はあります。
(うちの会社の近所)
おっと、頭に電極つけられて、3時間調査みたいなのは、
イヤですよね。
でも、究極は、それ。
読心術を不特定多数に行えること・・になる気がします。
マーケティング革命か。。。
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