先日、「ハゲタカ」を映画館で観てから、
また映画をちょくちょく観るようになりました。
おもにDVDレンタルですが。
そこで、久しぶりに面白く、考えさせられた映画を紹介します。
マット・デイモン演じる、ジェイソン・ボーンが主役の3部作。
「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」です。
CIAの極秘プロジェクトが生んだ、最強の殺し屋(ジェイソン・ボーン)が、
記憶喪失となり、一度は組織を抜けたものの、
CIAや組織と戦いながら、失われた記憶(過去)を取り戻すという話です。
正直、シリーズものでは、今まで観た中では、
ゴッドファーザーより面白かった。
監督(演出)・役者・シナリオが一流だと、
こんなに映画は面白くなるんだ!と感動。
もちろん、アクション・スピード感・スリル・シュールな映像も◎
でも、この映画の本当の魅力は、面白さだけではありません。
この映画を観ていて、ハッとさせられたことがあります。
自分が、3年以上前の記憶を無くしてしまったらどうするか?
そしてなにより、自分は何者なんだ?ということです。
3年前に同僚としたあの仕事のこと。
5年前の部下に言われた、あの一言、等々。
友人や家族や職場の仲間といった人たちとのできごと、会話は、
記憶に残っているでしょうか?
そしてなにより、アイデンティティを持って生きているでしょうか?
※アイデンティティ・・・自己同一性(「自分が自分である」という明確な意識を
持っている状態を云います)
・他者や社会によって承認され、認識される自己の同一性(すなわち身元)
身元という点でみれば、運転免許証や社員証、学生証なんかも、一種のアイデンティティですね。
でも、自分が自分であるという意識を持つということは、人格やプライドを含め、
たまに立ち止まって意識しなければ、どこかにいってしまいそうな怖さがあると思いました。
昔の友人に会ったときに、「お前、かわったな」なんて言われたり、
まわりの人たちが、「あいつ、かわっちゃったね」なんて思ったり。
人の評価は、関係ないさ・・・
なんて思う自分自身が、アイデンティティを大事にしていないことに通じるかも・・・
どんなときでも、自分らしさは大切にしたいものです。
あっ、この映画でもうひとつ惹かれたところ。
それは、コードネームのように、もうひとつの名前を持つところ!
(ジェイソン・ボーンは、CIAで作った仮の名前で本名は別にあり・映画ご覧ください)
生まれ変わりは嫌ですが、007のように、コードネームを持つのには、
憧れちゃいます。
あだなじゃなくて、別名をね。
もちろん、アイデンティティは、変わらず持った上での話ですが。
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